2015年2月1日日曜日

阪神淡路大震災から20年 事業を通じ私自身が教わったこと



阪神淡路大震災から20年。

 「1.17のつどい」の行われた神戸・東遊園地では、兵庫県内外から集められた鎮魂の竹灯籠によって「1995」「1.17」の文字が描かれ、集まった参加者によって祈りが捧げられました。
この竹灯籠には、三木市吉川町から送られた竹灯籠約
500本も含まれており、その中には、東吉川小学校の子どもたちによってメッセージが書かれたものや「This is MIKI 三木たけとり物語委員会」企画による「緑が丘町・吉川町福吉」の子ども会の交流事業で作った竹灯籠も含まれています。


子どもたちの目にこのニュースはどんな風に映ったでしょうか。

交流事業で行う竹灯籠づくりは、ニュースに流れる竹灯籠の点灯や人々の手を合わせる様子を見て、自分たちのかかわった竹灯籠から震災のこと、命のことに思いを巡らせてもらえればという願いをもって行ったものです。

今年は、震災20年で、土曜日ということもあり、私もつどいに参加しました。

午前5時、東遊園地に到着したときには、暗闇の広がる早朝にもかかわらず、大勢の人々が詰めかけていました。公式発表では、午前7時までに14千人が訪れたそうです。 

ろうそくに火が灯されると、「1995」「1.17」の文字がだんだんと明らかになっていきました。

午前546分、犠牲となった6,434人にご冥福をお祈りするため、ゆっくりと目を閉じ、手を合わせて黙とうを捧げました。

ニュースを見た子どもたちに震災や命のことについて考えるきっかけになればと企画をした事業でしたが、私自身もまた震災のことに思いを馳せ、改めて“命”について考えさせられました。そして改めて“生きる”ことを思い巡らせました。

生きるということは、決して一人ではなしえない。生きる私には、いつも支えてくれている周りの者がいる。周りの皆さんに改めて感謝の気持ちを覚えました。

NPO法人This is MIKI
        理事長 森田 優